メルカリをはじめたきっかけ②
来月から有給が無くなる、というタイミングで、職場の上司から電話がかかってきました。
実は私がうつになった原因の大部分がこの上司の言動。
世間で言うところの「パワハラ」ですね。
周りの同僚はみんな知っていることなのですが、困ったことに本人にはあまり自覚はない様子です。
その日も一応体調を気づかってはくれたものの、こちらの気持ちも聞かずに勝手に復職の話を進めようとしてきました。
「元気そうな声をしてるからもう大丈夫だろう」
「別に医者の診断書通りの期間休む必要はない」
「ちょうど有給無くなるから来週から出社しろよ」
······。
長年その上司の顔色をうかがって仕事を続けてきたので、こんな時でさえも自分の気持ちをはっきり伝えることができません。
電話に出たら声を張って元気に振る舞おうとしてしまいますし、無意識に媚びるような態度を取ってしまいます。
また、もちろん私自身にも「有給が無くなって収入が減る前に復帰した方がいいよな···」という気持ちもあり、その時は「3日後に心療内科の受診があるので、先生に聞いてみます」と答えるのが精一杯でした。
電話を切ったあと、結局来週からまたあそこに戻って働くのか···と考えているとどんどん気持ちが憂鬱になってきました。
その日の夜、体が痒くて仕方なくなって睡眠薬を飲んでもあまり眠ることができず、朝になって鏡をみると全身が発疹で真っ赤に腫れていました。
若い頃からアトピー性皮膚炎を持っていたのですが、それが再発したようです。
すぐかかりつけの皮膚科に行き、薬を処方してもらいました。
心療内科の先生に経緯を話すと「完全にその電話が原因だよ」と言われ、来週から復職なんてとんでもない、とにかく今は仕事や上司のことは頭から離して考えないようにしなさい。電話にも出ないほうがいい。とのことでした。
続きます。